こんにちは

心理士の金山です。
近頃めっきり寒くなり、いよいよ本格的に衣替えをする季節になってきましたね



さて、今日は
『災害直後のトラウマ予防ケア』について、私が学んだことの中でも特に大切で、有効的だと思ったことを少しですが、お話させていただきたいと思います

昨年、日本人にとって決して忘れることのできない大きな災害が起こりました。被災地の方々はもちろん、連日ニュースなどでその映像を目の当たりにした人々にとっても、大きな衝撃を受け、こころに傷を負った方が沢山いらっしゃったことと思います。
そのような災害に遭ったとき、人には心身共にさまざまな反応が生じます。
非日常的な体験をしたときには、方向感覚を失ってしまったり、混乱したり、取り乱したり、何も信頼できなくなったりします。そのような状態にあるときには、
今ここにいる感覚、
自分の中心がしっかりと軸が通っていると感じられる、
『グラウンディング(地に足をつけること)』がとても大切になります。
以下にそのエクササイズを紹介します

*エクササイズ1* 椅子に座り、地に足がついているのを感じます。太ももを押し、座面に触れるお尻を感じ、背中が椅子に支えられているのを感じます。周りを見回し、赤か青の色がついているものを6つ選びます。これにより、今この瞬間にいること、より身体が地についていることを感じられるようになります。
*エクササイズ2* 身体は感情を抱える「入れ物」とイメージしてみてください。そして、身体の各部分を手でやさしくパタパタとたたいてみましょう。手首に力を入れないようにしましょう。あなたの身体がよりチクチクしたり、生き生きしたり、はっきりと感じられるかもしれません。
これらのエクササイズはバランスを取り戻す手助けをしてくれたり、怒りや苛立ちのエネルギーの解放にも役立ったりしますので、日常生活のなかで、心が落ち着かなくなったときにもぜひ実践してみてください




これからますます寒くなり、また風邪も流行っているようですので、お身体に気をつけて、暖かくしてお過ごしくださいね


