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注意転換法

こんにちは
心理士の伊藤です。


皆さんも、不安なときや緊張が高まったときには、心臓がドキドキする、顔が赤くなる、汗をかくなどの身体的反応が表れることがあると思います。
そうすると、ますます不安になったりします

そのような場面で緊張をやわらげる対処法として、以前にブログでご紹介したリラクセーション技法は有効ですが、他には行動療法で 注意転換法(ディストラクション法) と呼ばれる方法を試してみてもいいですよ


たとえば、試験前だったら、会場を見渡して 四角い ものをできる限り見つけ出す… 一人しりとりをする…
スピーチの時では、出席者の身に付けているものに何色が多いかチェックする…

さらに、目を閉じて好きな音楽を聴く… ひとくちのチョコレートを大事に味わう… 丁寧にお茶を入れて飲む… などもできるでしょう。

今、緊張している場面からいったん注意がそれるようなものであれば、対象は何でも良いです。
どんな方法があるのか、人から聞いてみるのもおもしろそうですね


こういった対処法を準備や練習することが、不安な気持ちをやわらげることにも役立ちます


もうすぐ3月ですね 春の訪れを楽しみにいたしましょう

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【 2013/02/25 】 未分類 | TB(-) | CM(-)

アサーション権

こんにちは 心理士の木村です 
暖かくなったと思えば寒さが戻ったりと春が待ち遠しいこの頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか

さて、今回はアサーション権についてお話ししたいと思います。

以前、自分も相手も大切にした自己表現として、アサーション(アサーティブ)についてお伝えしました
アサーティブな伝え方をするための根本に、アサーション権があります
今回はそのいくつかをご紹介したいと思います



 私たちは、誰からも尊重され、大切にしてもらう権利がある

これは人権の基本でもあります
私たちは、欲求を持ってよく、他の人の欲求と同じくらい大切にしてほしいと思ってよいのです。
これは自分を大切にすることにもつながります


 私たちは誰もが自分の行動を決め、それを表現し、その結果について責任をもつ権利がある

自分でしようと思えばやればいいし、自分で決めたのでできる限りでそのことに責任を取ればよいということです
自分で決め、行動したものの、相手のせいでそうなったと考えるならば、それは自分の決定権・判断権を放棄していることになります


 私たちは誰でも過ちをし、それに責任をもつ権利がある

人間は完璧ではないので、失敗してもいいのです
そしてその失敗・結果には責任を取ることができます。
完璧でない人間の取れる責任も限られているので、できる限りでその結果を引き受ければよいということです


アサーション権は他にもたくさんあります
また、自分にアサーション権があるように、相手にも同じ権利があります
頼みごとをするときや断りたいとき、これらのことを思い出してもらえるといいかもしれません

まだまだ寒さは続きそうなので、暖かくしてお過ごしくださいね

(引用・参考文献:平木典子「アサーション・トレーニング―さわやかな〈自己表現〉のために―」金子書房)
【 2013/02/22 】 未分類 | TB(-) | CM(-)

ミラクルクエスチョン

こんにちは心理士の筒井です

いつも『認知行動療法シリーズ』を紹介していますが、今回はちょっとひと休み
気分を少しリラックスさせて ミラクルクエスチョン をご紹介したいと思います
それでは、みなさんに質問です

もしも、今日の夜寝ている間に奇跡がおきて明日の朝起きたときには、今抱えている心配事が全部なくなってしまったとします。
その日、あなたはどんな風に一日を過ごすと思いますか



朝起きたとき、一番初めに何をするでしょうか?

その日のお天気って、どんな感じかなあ?

その日はどの服を着ると思いますか?

 朝ごはんは何を食べると思いますか?

 誰に、どんな風にあいさつするのかな?・・・



こんな風に奇跡が起きた一日を想像してみてください
こんな風にできたらいいなあ~と思うイメージが、いろいろ湧いてくるかもしれません。

自分の好きなことや、楽しめそうなこと、気分をちょっと変えてみる方法について、ミラクルクエスチョンからヒントをもらえそうですよ
こんな風に、生活のなかのちょっとしたことから、自分らしさや自分のペースを見つけていけるといいなと思います。


では、寒い日が続いています。
温かくしてお過ごしくださいね
【 2013/02/14 】 未分類 | TB(-) | CM(-)

ストレスの上手な対処法(ストレス・コーピング)

 心理士の浦田です 気付けばもう2月ですね節分はいかが過ごされましたかどんな鬼を退治・対峙できましたか

 今回は「ストレスの上手な対処法(ストレス・コーピング)」についてのお話しです。

 ストレスがない人はおそらくいないでしょう。また適度なストレスは必要とさえ言われています。問題はストレスを過重でない程度にとどめ、対処する能力をつけることが大切です。 
 まず、私たちが自分自身のストレスの程度を知ることが大切なのですが、それは難しいことです。しかしストレスにさらされた時に、自分自身の傾向を知っておくことは大事なことです。例えば、すぐに眠れなくなってしまうや大食いをしてしまうなどです。

 次に対処法です。ストレスの対処には様々な方法があります。
 問題解決型
 1.問題点を明確にした
 2.その問題についてさらに深く調べた
 3.様々な解決方法を試した         など

社会支援型
 1.知人・同僚に話した
 2.上司に相談した
 3.家族の協力を求めた
 4.その件に関して、専門家に意見を聞いた   など
 
 逃避・気晴らし型
 1.しばらく問題から遠ざかっていた
 2.旅行に出かけた
 3.「重要なことではない」と自分に言い聞かせた
 4.趣味に没頭した                など

 認知的再評価型 
 1.直面している問題について良い点を挙げてみた
 2.直面している問題について、第三者の意見を取り入れた    など
 

 その他・リラクゼーションなど
 1.ストレスについての意識を高めた
 2.自律訓練法を行った
 3.呼吸法を行った             など

 上記のものの中では問題解決型が優れている場合が多いと言われていますが、常に問題解決型が最適なわけではありません。ときにはアロマセラピーなどリラクゼーションの方が優れている場合もあるでしょう。大切なのは自分のストレス・コーピングのスタイルを知ることです。そして、日ごろから同じ対処法ではなく、色々な対処法の選択肢を持てるように心がけてみてください。そして様々なストレスに応じて適切な方法を組み合わせながらストレスに対処してみてくださいね!

 インフルエンザなど風邪が流行っていますお身体ご自愛くださいね

【 2013/02/05 】 未分類 | TB(-) | CM(-)