こんにちは

心理士の木村です

日も長くなり、春の匂いが心地よいですね

前回の続きで、今回も
アサーション権についてお話したいと思います

自分も相手も大切にした自己表現として、
アサーション(アサーティブ)というものがあります

その根本となるアサーション権についてです

私たちには「NO」と言って断る権利があるできないことや引き受けたくないことをNOと言う時、ためらうことがあるかと思います。
NOと言う事に
罪悪感を感じると、
自分の正直な気持ちに逆らってしまうことになります

アサーションを使って、
相手も自分も大切にしてNOと言えるとよいのではないでしょうか


私たちには、自分のほしいものを望んだり、要求する権利がある「これがほしい」「こうなるといいのに」と思うことがあるかと思います。
しかし
「無理だ」と諦めてしまったり、
「言葉に出さなくても相手に察してほしい」と思うことはないでしょうか

もちろん、伝えてみても希望が通らないこともありますが、
伝える権利があることを思い出してみてくださいね

私たちには、自己主張しない権利もある今までアサーションすることをお伝えしてきましたが、
アサーションしないことも選べるということです

アサーションする・しないは、自分も相手も大切にして自分の責任で選び、その結果も引き受ければよいということです。
「言いたいけど言えない」ではなく、
「言えるけど言わない」という選択です

アサーション権は自分にあるのと同時に、
相手にもあります

また、この権利は他にも色々あります

自分で見つけてみるのもいいかもしれませんね

寒暖の差が激しい季節ですので、風邪などにはお気をつけ下さい

(引用・参考文献:平木典子「アサーション・トレーニング―さわやかな〈自己表現のために〉―」金子書房・大部美知子「気持ちをうまく伝える技術」かんき出版)