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ペルソナについて その2

こんにちは心理士の廣瀬です
私は、今回が今年初めてのブログ更新となります。今年も頑張っていきますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします
最近は朝晩ととても冷えますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。体を冷やさないよう、気を付けて過ごしてくださいね。


今回ご紹介する内容は、前回に引き続き「ペルソナ」に関係するお話をしたいと思います。

唐突かもしれませんが、制服はペルソナと密接な関係があるそうで、「制服=ペルソナをより強く意識に受け入れるための道具」ともいえるのだそうです。
例えば、警察官は警察官の制服を着ることによって、自分が「社会正義を守る勇敢な人間」であることをより強く実感します。そして、周囲が自分をそのように見ていると感じ、誇りを覚えるのだそうです
その他の制服(医療関係者の服や、学生服など)も、ペルソナを強く自覚する道具ともいえます。
ペルソナと言うものは、夢の中では擬人化されるより、制服にたとえられて現れる場合が多いのだそうです。夢の中で自分とは関係のないような服装をしていたら、もしかするとそれはペルソナが影響を与えているのかもしれません。


寒い日が続きます。ご自愛くださいね



引用・参考文献
手にとるようにユング心理学がわかる本  長尾剛 著
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【 2014/01/25 】 未分類 | TB(0) | CM(0)

「待つ」ということ


2014年になりました。本年もよろしくお願いいたします。
 心理士の河野です。山々には白いもの(雪です)が見える時期になりましたね。草木や花もすっかり姿を隠していますが、地面の中では春に向けてじっくりとその時を待っていますね。
 草木や花と書きましたが、もっと言えば山に住む動物や虫たちも冬眠したり、次の春がくるのをじっと待っていますね。ところで人間の場合はどうでしょうか。

 人間も草木や動物と同じ生物ですね。でも冬や寒さが到来したからといって、学校や仕事、買い物などに行かず家でじっとしているわけにはいきませんね。しかしながら人間も生き物です。他の動植物のようにじっと待つようなことも生きていく過程のなかで必要なようにも感じます。
 人間にとって動植物が春の訪れを待つような時期、季節というのはあるのでしょうか。
 私にはよくわかりませんが、誰にでもあてはまるような時期や季節というのはなく、各々にとって春の訪れを待つ時というのは異なるように思います。

 毎日を生きていくにあたり、物事が順調に進まない時、思ったように結果が出なかったとき、求めるような人に出会えない時、何をしてもうまくいかない時、そういう時がその人にとっての冬、または寒さやつらさを感じるような季節であるのかもしれないと思います。
 動物の冬眠時間や期間は私は詳しくはわかりません。しかし大体4~6ヵ月くらいでしょうか。人間の場合苦しいのは、このつらさも5か月待てば春がやってきて軽くなる、といったことがわからないことでしょうか。
 それでも物事がうまくいかなくつらい時は「じっと待つ」ということで次の春への準備期間となりうると考えることもできますね。
 何事もうまくいかないように感じている時は「ダメな自分」「どうせ自分なんか無理だったんだ」と思うかもしれません。でも「今は冬の季節なのかな。春が来るための準備期間なのかもしれないな」と考えてみるのもいいかもしれませんね。

 寒さも増してきました。寒さ対策に私は今年からお風呂上りに靴下をはくことを実践しはじめました。皆さまはどんな防寒対策をとられていますか。風邪などひきやすい時季です。身体を温めて免疫力をUPさせ冬を乗り切りましょう。
   

引用・参照文献「日本心理臨床大辞典」倍風館
【 2014/01/10 】 未分類 | TB(0) | CM(0)

明けましておめでとうございます
心理の亀山です
皆様は、新年をゆっくりと迎えられましたでしょうか?
帰省、初詣など、普段とは違う行動をして疲れてしまうこともあるかもしれませんね。
そこで、今回は『リラクゼーション』について、ご紹介します。

リラクゼーションには、一時的なタイプ長時間のタイプがあります。一時的なリラクゼーションは、不安な状況にいるときに、その場面に対処する手助けをしてくれます。そして、毎日長時間のリラクゼーションを続けていれば、一時的にリラックスするときにより速やかにリラックス状態に入ることができるようになると言われています。どちらのタイプのリラクゼーションも大切です。

シャーリー&シーモア(2005)は、リラクゼーションは技術であり、学べ、練習できるものだと言っています。自転車の乗り方と同じように、体を動かして実際に学ぶことで、やがてあまり意識して考えることなく、自然と体が動くようになるのです。

もし普段の生活で不安な気持ちや怖い気持ちが出てきて、日常生活で困ってしまう状況があるなら、一つの方法として、毎日リラクゼーションを続けることをお勧めします

不安になったり、興奮しているとき、通常、筋繊維は緊張状態にあります。筋繊維はいくつかのまとまりになって働きます。いくつかのまとまりが崩れてほぐれれば、他の筋繊維のまとまりもそれに加わろうとします。そうして、リラックス状態は深まっていきます。だから、できる限り多くの随意筋をリラックスさせると、それに対応する神経細胞もリラックスさせることにつながります。緊張が高まる前に、できる限り多くの神経細胞をリラクゼーションのプロセスにもっていくことで、少しでも楽に過ごせるようになるかもしれません。

さて、実際に、リラクゼーションの技術にはどのようなものがあるのでしょうか。まず、一時的なリラックスをもたらしてくれる方法をご紹介します。今回は、一般的によく知られている腹式呼吸をご紹介します

ストレスを受け、不安になったり脅えたりしたとき、交感神経が刺激され、活発に働くようになります。この交感神経と胸郭上部は密接にかかわっていると言われています。ストレスを受けたときの呼吸は、自動的に胸郭上部での浅い呼吸に切り替わります。このように浅い呼吸を続けていると、過呼吸になる可能性もあります。十分な呼吸を取り込めていないため、体がさらに息をすることで埋め合わせをしようとするのです。

一方で、腹式呼吸は、気持ちを落ち着かせる方の副交感神経と結びついています。それ以外に、肺の下葉により多くの酸素を運んでくれます。酸素の量は約25%増えるとも言われています。

次に、やり方を説明しましょう。
1. 背筋を伸ばして座る。鼻からゆっくり深く息を吸い込む。そのまま4つ数える。
2. ゆっくりと口から息を吐きます。息を吐き出すにつれて、もも、ひざ、足首にかけて、ゆったりとした感じが伝わっていくのに気づくでしょう。その感じに、集中します。体の感覚に意識を向けることがポイントです。

例えば、座っていて緊張を感じたときなど、いつでも腹式呼吸を実践してみてください。次回も引き続き、リラクゼーションの方法をご紹介していく予定です。色々と試して、ご自身に合うやり方を見つけて頂ければと思います


引用文献
パニック障害からの回復―こうすれば不安や恐怖は改善できる (2005). シャーリー・スウィード&シーモア・シェパード・ジャフ 森津純子(監) 筑摩書房
【 2014/01/08 】 未分類 | TB(0) | CM(0)

認知行動療⑪

あけましておめでとうございます心理士の筒井です。

今日は,本を読んでいたら,ちょっと好きになったテーマがありましたので,ブログでご紹介したいと思います

みなさんは,小さい頃に,自分だけの大切なものを入れる『箱』を持っていませんでしたか?
私は,たしか,お菓子の空き缶に,よく分からないもの(どこかで拾った石とか,お菓子のパッケージの切り抜きとか,毛糸とか…)を入れて持っていたような気がします。
よく分からないけど,なんだかそれで満足していました

本のなかで見つけたのも,『箱』でした。
その箱は,怒れたり,不安になったりといった気持ちを治すための道具を入れておく『道具箱』なのだそうです。
少しイメージしてみてください。
みなさんなら,その箱に,どんな道具を入れておきたいですか?


たとえば,こんなバリエーションがあるそうです。

身体の道具:身体をうごかして,感情のエネルギーを発散する道具です。
 スポーツをしたり,おでかけ,料理や掃除などの家事でも発散できる場合もあります。

リラックスの道具:気持ちを落ち着かせる道具です。
 音楽を聴いたり,雑誌をみたり,アロマを焚いてみたり,静かにひとりで過ごしたり…。

交流の道具:イヤな気分を変えてくれるだれかと,一緒に過ごすこともいいですね。
 安心できて,楽しめる人だったり,癒してくれるペットだったり…。

考えることの道具:知的な力を使って,考えることでも気分を変えられます。
 困った状況や気持ちを,客観的に検討 しなおしてみるものいいですね。
 また,好きな分野について調べたり,勉強することが気分転換になったりもします。

この他にも,みなさんだけの自分らしい道具が,いろいろあるのだろうなと思います
疲れた時や,ちょっとイヤなことがあった時に開けてみることができる『道具箱』があるといいですね。


では,本年もどうぞよろしくお願いいたします

引用・参考文献『アトウッド博士の〈感情を見つけにいこう〉2 不安のコントロール』トニー・アトウッド著 明石書店
【 2014/01/06 】 未分類 | TB(0) | CM(0)