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月別アーカイブ  【 2014年07月 】 

気になる性格④

こんにちは。心理の亀山です
じめじめとした暑さが続きますね

皆さんは自分の“見せ方”を意識したことがありますか?今回は、自分の“見せ方”を少し意識的に捉えることで、人間関係がうまく運ぶかもしれないというお話です

入学や転勤などで新しい環境に身を置いたとき、緊張してなかなか馴染めない人がいたり、すぐに周りと溶け込んで順応する人がいたり、色々な人がいますね

このような差が生まれる理由の一つは、自分の“見せ方”にあると思われますこの自分の“見せ方”を、アメリカの心理学者ジョセフ・ルフトとハリー・インガムがまとめた『ジョハリの窓』に当てはめて説明します

人間は、心に4つの窓を持っているそうです。
その4つの窓とは、明るい窓:自分も他者も知っている自分、盲点の窓:他者だけが知っていて自分は気づいていない自分、隠された窓:自分だけが知っている自分、未知の窓:まだ誰も気付いていない自分です。

この中で明るい窓が大きい人が、いわゆるオープンな性格と言われる人ですこのような方は、初対面の人に対しても、失敗談やプライベートな話を包み隠さず話します。そのため、自然と会話が盛り上がり、新しい環境でも馴染みやすいのです

一方で、隠された窓が大きい方は、周囲には本心が見えづらい人だという印象を与えるかもしれません気軽に話しかけられる人も少なく、人と打ち解けるのに時間がかかりやすいのです。

そこで、人間関係をスムーズに運びたいと思ったら、明るい窓をもう少し開けてみるといいかもしれません自分について伝えることで、周りの人も親しみを感じるのかもしれませんね。

さらに、「どうも私は人から誤解されることが多いな」という人は、盲点の窓をできる限り小さくすることをお勧めします。家族や友人などの周りの人たちから見た自分を指摘してもらうことで、自分では気づいていない新たな自分に気付けるかもしれません

では、暑い日が続きますが、お身体を大事にお過ごしくださいね


引用文献・参考文献
おもしろ心理学会(編) (2012).  図解 ここ一番で「武器」になる! 秘密の心理学ノート 青春出版社
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【 2014/07/18 】 未分類 | TB(0) | CM(0)

フォーカシング

こんにちは、心理士の廣瀬です
7月に入り、いよいよといった感じになってきましたね。暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
子どものころは、この時期になると夏休みが目の前にあるということで、わくわくした気持ちになっていたように思います。同時に、通知表宿題への恐怖もあったような気がします
もう、そんなものとはほぼ無縁となってしまいましたが、思い出すととても懐かしい気持ちになりますね


今回は、フォーカシングについてお話ししたいと思います
このフォーカシングと言う単語ですが、聞きなれないな~と感じる方も多いのではないでしょうか
フォーカシングとは、人に薄々と感じられ、「からだ」に感じられる感覚に注意を向け、底から未形成の意味を表出していく過程のことを指します。シカゴ大学教授ユージン・ジェンドリン(Gendlin ET)によって考案され、発展してきたものです。
心理療法やカウンセリングの技法として用いられるだけでなく、さまざまな領域で活用されているようです。一般には、効果的な自己探索の方法として、自己理解や自己受容、決断、メンタルヘルスの目的で実践されています問題解決や心理的成長、創造的活動に役立つと言われています

どこかで暗に感じているけれどまだ言葉にならない「何か」、ジェンドリンはこれを「…」と表現していますが、この部分に注意を向け、それを言葉やイメージにしていくとき、気づきや変化が生まれます。そのプロセスがフォーカシングといわれるものです。
のどのつかえ胸のもやもやなど、漠然とした感じや違和感に注意を向けることは珍しくないのではないでしょうか。否定的なものに限らず、何かいい体験をした後、言葉にできない余韻や感覚を味わっているときも同様です。カウンセリングや創造的な活動において、この「はっきりしない何か」「気になる感じ」に触れることが重要な役割を果たします。このような注意のむけ方のコツを学び、練習できるようにしたものが、技法としてのフォーカシングとなります。

なかなか難しい内容だったかと思いますが、ここまで読んでくださり、ありがとうございます
暑い日が続いておりますので、体調に気をつけてお過ごしください




引用・参考文献
楽しく、やさしい、カウンセリングトレーニング フォーカシングワークブック 近田輝行 日笠 摩子(編・著) 金子書房
【 2014/07/12 】 未分類 | TB(0) | CM(0)