こんにちは。心理の亀山です

梅雨が明けて、息つく暇もなく暑くなりましたね

二ュースを観ていて気になったのですが、夏日、真夏日、猛暑日と色々な言い方があるんですね。
調べたところ、夏日は日最高気温が25℃以上、真夏日は日最高気温が30℃以上、猛暑日は日最高気温が35℃以上の日を指すそうです

8月は猛暑日が続きそうですね

さて、今回は、自分の“
フラストレーションへの反応”を意識して考えてみると、心持ちが楽になったり、視野を広く持ったりできるかもしれないというお話です

職場や家庭でうまくいかないことがあったとき、私たちの心にはフラストレーションが溜まっていきます

例えば、職場で、かっこよく活躍して上司に褒められたり、同僚にいいところを見せたりしたいと思っていたとします。しかし、実際はミスをしてうまくいかず、皆の前で叱責を受けてしまいます

認められたいという欲求を持っていますが、この欲求は満たされません。この満たされない状態に陥ることを、フラストレーション(欲求不満)状態といいます

そういった状態におかれると、心理的な緊張感が高まります

そこで、人は緊張を解消するために、フラストレーションに対する様々な反応を示します。例えば、失敗した原因を求めることもその一つでしょう。
この反応には、3タイプあることが有名です
①外罰的反応フラストレーションの矛先を外に向ける外罰的反応です。「ミスをしたのは、取引先の理解不足のせいだ」「遅刻したのは、同僚が話しかけてきたせいだ」というように、原因を自分以外に求めます。他者を強く叱責したり、八つ当たりしたりするタイプだと言えます
②内罰的反応原因を自分に求める反応です。原因が環境側、つまり、自分以外にあるのが明白だったとしても、「それを招いたのは自分」「自分がしっかりとしていれば」「もっと早く行動すれば良かっただけ」というように、何でも自分のせいにしてしまったりします
③無罰的反応外罰・自罰的のどちらにも当てはまらない反応です。「天気が悪かったから仕方ない」「仕組みが良くない」というように、当事者以外の部分を問題視するところがあります。楽天的な反面で、責任をはぐらかし、現実的に対処できないことも出てくるでしょう

このように、3タイプがあると言われます。
皆さんは、これまでの自分を振り返ってみていかがでしょうか


もし、自分はこの反応に偏っているかもしれないと思われた場合は、いつもと違う視点を取り入れることをお勧めします。例えば、内罰的反応に偏っている方は、自分以外の環境や他者の問題も考えてみてください

では、本格的な夏を迎えましたが、お身体を大事にお過ごしくださいね

引用文献・参考文献おもしろ心理学会(編) (2012). 図解 ここ一番で「武器」になる! 秘密の心理学ノート 青春出版社