091234567891011121314151617181920212223242526272829303111
月別アーカイブ  【 2014年10月 】 

落ち込む気持ち②

こんにちは。心理の亀山です
朝晩は、少しずつ冷え込みを感じるようになってきましたね

さて、ゆっくりと考え、振り返る時間が大切なのだと言っても、気持ちがふさぎ込んでいると、どうも建設的に考えることが難しいと感じるかもしれません
例えば、どう考えても結果は同じなような気がしたり、未来の自分に希望が持てないと感じて気力が湧かなくなっているかもしれません

抑うつ状態にあると、必要以上に、現実以上に、悲観的に物事を捉えやすいと言われています物の見方や考え方が悲観的になりすぎると気分が沈み込みますし、気分が沈み込むとますます悲観的に捉えるようになるという悪循環が起こっているようです

例えば、気分が沈み込んでいるとどのような考え方をしやすいのか、代表例をみていきましょう

①自分を信用できない
気分が沈み込むと、集中力が低下し、理解力が落ち、記憶力や処理能力が落ちていきます頭の回転が悪くなったように感じ、自分の能力自体への信頼が落ちていきます。そのため、自分に自信がなくなり、ひいては自分の存在価値にも疑いを持ってしまうこともあります

②周りの人に対して疑い深くなる
自分に自信が持てなくなると、「こんな自分じゃ相手の期待に応えることはできない」「悪い評価をされているんじゃないか」「自分は迷惑になっている」などと思いつめるようになり、自分の世界に閉じこもるようになる傾向があります
積極的に人と付き合えなくなり、関わり合いが減り、ますます相手が本当に思っていることが分からなくなりますそのため、“~と思っているんじゃないか”と疑う気持ちが出てきて、不安な思いを持つようになります。

③将来への希望を失う
自分の能力に不安を感じ、人間関係にも自信が持てなくなると、将来についても悲観的に考えるようになりがちです「この失敗は巻き返せない。この先もずっと付いて回る」「何をやっても失敗する」などと考えるようになります
その結果、自分から進んで何かをしようという気持ちは失われ、自分の世界にますます閉じこもるようになります

このような状態にあると、これまでの自分を振り返ると言っても、苦痛を感じることでしょう
しかし、必要以上に、現実以上に、悲観的に物事を捉えているのだとすれば、具体的に考えていく価値はあると思われます

悲観的で、悪い方ばかりでなく、もっと違った側面や考え方についても考えてみて、バランスよく物事をみていくことが大切なのです

では、天気がコロコロと変わりやすい季節ですが、お身体を大事にお過ごしください


引用文献・参考文献
大野裕 (1990). 「うつ」を生かす―うつ病の認知療法 星和書店
スポンサーサイト
【 2014/10/18 】 未分類 | TB(0) | CM(0)

適応障害

こんにちは、心理士の廣瀬です
10月に入ってしばらく経ちましたね。今年も残り少なくなってきました
も涼しくなり、朝晩はより寒く感じるようになりました。
私は、「着るものを間違えないようにだけはしたいなあ」なんて思いながら過ごしています


さて、今回は「適応障害」についてお話したいと思います。
この適応障害とは、ある出来事や状況において、本人の許容範囲を超えたストレスへの反応であり、そのために精神症状や身体症状が引き起こされるものです。
主要症状としては抑うつ気分やイライラ、不安、倦怠感といったものが挙げられます。また、身体反応として出てしまうこともあり、例えば、仕事や学業に対しての意欲が低下してしまったりすることもあります。うつ病と似た症状が見られることが多いようです。
原因となるストレスが取り除かれれば、次第に改善傾向に向かって行くこともあります
原因は人によって様々で、原因が1つであることもあれば、様々な事柄が複雑に絡み合って症状が出てしまうといったこともあります。適応がうまく行かずに長期化する恐れもある病気です。

治療法としては、精神療法や薬物療法を行うことがあります。
精神療法では認知行動療法やカウンセリングなどを行い、ご本人の持つストレスの意味を知る機会となります。適応力が下がってしまった時は専門職に就いている人々が、ご本人様を援助していく形となっていきます。方法としては、SSTや心理教育、デイケアなどが挙げられます。
お薬の処方をすることもあるようですが、主治医の先生のお話をしっかり守って飲む必要があるようです


台風が来たり気候が不安定で、体調を崩される方もいると思われます。
体調に気をつけてお過ごしください


参考・引用文献
メディカルケア・虎ノ門 http://www.medcare-tora.com/care/case.html
カプラン臨床精神医学テキスト 第2版 DSM-Ⅳ-TR診断基準の臨床への展開 監訳 井上令一 四宮滋子
精神医学ハンドブック 編 小此木啓吾 深津千賀子 大野裕
【 2014/10/15 】 未分類 | TB(0) | CM(0)