こんにちは

心理士の亀山です

実りの秋となりまして、食べ物のおいしい季節です

旬のものを食べると、元気がわいてきますね。
さて、ストレス④では、ストレス耐性についてお話ししました。今回は、
ストレスへの対処法についてお話します

ストレスと上手に付き合っていくためにポイントとなるのが、ストレスへの対処法を増やしていくことです

できるだけ多様な対処法を、あらかじめたくさん身につけておくことが大切です。
対処法のレパートリーがたくさんあれば、そのストレスに対して、適切な対処法を選ぶことができます

それは、多様なストレスに柔軟に対処できることにつながります。
皆さんはどのような対処法をお持ちですか

?また、いくつありますか?
対処法は、様々です。例えば、サイクリングなどの運動

、絵画鑑賞・旅行などの趣味

、アロマテラピー・深呼吸などのリラクゼーション

、昼寝などの休息

、話す・相談などのコミュニケーション

などが挙げられます。
対処法の数が少ない場合は、ストレスを溜め込みやすかったり、問題を処理できずに困ってしまったりすることが起きやすいかもしれません


また、ストレス対処法の一つで、ストレスの原因になることを知って、それについて話すことも大切です。気持ちを隠したり、気にしていないふりをしたりすることで、ストレスを溜めこんでしまいます

様々な心地よくない気持ち、不安、イライラ、苦悩、怒り等の感情を言葉にして表現すると、その苦痛が和らぎ、安心感を得ることができると言われています。これをカタルシス効果と呼び、「心の浄化作用」とも表現します

自分の苦痛な気持ちを言葉にすることを、“愚痴を言いたくない”“人の悪口を言うようで嫌だ”と思う方もいらっしゃるでしょう

しかし、これは自分の気持ちをありのままに表現することであり、悪口とも愚痴とも違うものです

この対処法を絶対に取らなくてはいけないというものではないですが、それでも、全く取れないよりも、対処法の一つとして取れた方がよいと考えられます。
例えば、普段の疲れや閉塞感などのストレスはリラクゼーションや運動で、いつも失礼な態度をとる同僚とは直接話し合うことで、傷ついて未だ苦痛に感じる体験は信頼できる人に話すことで解消するなど、その状況や問題に適した対処法をとることで、ストレスを抱え込み過ぎないようにすることが大切です


では、冷気が日増しに加わっておりますが、体にはくれぐれもお気をつけください
引用文献・参考文献スーザン・R・グレッグソン ストレスのコントロール 大月書店
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