fc2ブログ

01123456789101112131415161718192021222324252627282903

お薬について

こんにちは
心理士の伊藤です

先日、節分の時に恵方巻きを食べました
最近はロールケーキなどいろいろな物があるんですね
こういった季節を感じることのできる行事はいいですね
これからも大切にしていきたいものです


さて、今回は『お薬について』お話したいと思います。
薬について知り、正しく飲むことで良い効果が得られるようになります

では、お薬を飲むメリットはなんでしょう。

・症状を和らげる
・再発を減らして、良い状態でいられる
・社会参加・社会復帰に役立つ
・正しく飲むことで副作用を最小限に抑える などです。

お薬は体の中でどうなっていくのか知っていますか?
『吸収→分布→代謝→排泄』という流れがあります。
 ①吸収:腸から血液中に入る
 ②分布:体中に運ばれる
 ③代謝:体の外に出やすい形に変化させる
 ④排泄:体の外に出す

吸収されたお薬の成分は、血液の中に入ります。
血液の中にどれくらいの薬の成分が入っているかを「血中濃度」といいます。
規則正しくお薬を飲むことで、血液の中のお薬の濃度を一定に保つことができる。
つまり、薬が「よく効いている」濃度で保たれているので良い状態が続きます。

飲み忘れてしまうことってよくありますよね。
お昼の分忘れたからと昼と夜の2回分飲んでしまうことはないですか?
一気に2回分飲んでしまうと血液中のお薬の濃度が急激に濃くなりすぎてしまうので、
薬の副作用が出てしまう場合があります。
もし飲み忘れてしまった時は、思い出した時、気づいた時にすぐに薬を飲みましょう
だいたい4時間あけるといいといわれています。
 
まず正しい薬の飲み方の最初のステップとして薬の袋、説明書を注意深く読んでみましょう
よく飲み忘れてしまう・・・そんな時は食事の時に飲むと飲み忘れにくいです。
また携帯電話のアラームをかけたり、見やすい場所にお薬を置いておくといいです。

ちゃんと薬を飲んでいるから大丈夫というわけではありません。
良い状態を保つには、他の治療プログラムに参加することも大事です


インフルエンザが流行っているようですね
体調を崩さないようお気をつけくださいね
スポンサーサイト



【 2016/02/15 】 未分類 | TB(0) | CM(0)

ストレス⑧ 「ストレスについて話そう」

こんにちは心理士の亀山です
寒さが厳しく、立春とは名ばかりのように感じてしまいます。春の訪れが待ち遠しいですね

さて、ストレス⑦では、ストレス状態を回避するために、計画を立てて見通しを持つことの大切さについてお話ししました当たり前のことのようにも思えますが、忙しい毎日の中で難しい場合もあるかもしれません

さて、今回はストレスについて話すことの大切さについてお話したいと思います

問題を見ないふりや気にしていないふりをしたり、気持ちを隠したりすることで、ストレスを溜めこんでしまうことがありますしかし、そのような心の内にあるさまざまな不安やイライラ、苦悩や怒り等の感情を言葉にして表現することで、その苦痛が和らぎ、安堵感や安定感を得ることができることもあります

このような効果を、カタルシス効果と呼び、「心の浄化作用」とも表現されます親しい人に愚痴ったり相談したりする中で、気持ちがすっと軽くなったという体験をされた方もいらっしゃると思います

また、話すことは、問題解決のための第一歩になることもあります実際に解決するかは場合によりけりでしょうが、相手に自分の思いを話し、相手の思いも聴き、お互いを理解する中で溜めこんだ気持ちが和らいでいくことがあります。例を出して、考えてみましょう。

架空の例) 男性・20代のAさん
 Aさんは、友人のことで悩んでしますその友人は、会う時にいつもお金を持ってきていません。一緒に食事に行った時に払うのはいつもAさんです
その友人は、「ごめん。財布を忘れてきたんだ」とか、「今月はお金がなくてね。次の給料日になったら払うよ」などと言います。始めの頃はそれを信じましたが、もう2か月間もお金を貸したままです
 お金のことであれこれと言うのは、ためらわれます。しかし、もうAさんは我慢できませんなぜなら、友人なのに利用されているような気がして、嫌なのです。でも、怖くて話す勇気が出ません。お金のことを抜きにすればいい友人のように思えます。だからこそ、友人関係が崩れたらと思うと、自分の素直な気持ちを話すことに不安な気持ちになります

皆さんがAさんの立場だったらどうしますかお金のことで言うことは嫌だと思って、黙っておくという方もいると思います。一方で、友人に自分の思っていることを伝えて、話し合うというのも一つの方法です。

友人に黙っておく場合を考えてみましょう一見、すぐには波風は立たないので平穏なようにみえるかもしれません。しかし、Aさんは怒りとストレスを持ち続けることになりますまた、Aさんに会うことが嫌になって、疎遠になっていくかもしれません。長い目で見ると、ずっと問題が残ったままになることが想像できます。

友人に思っていることを話す場合を考えてみましょう友人に自分の率直な思い、特に言いにくいことを話すことは勇気がいることでしょう。しかし、問題解決のための第一歩とも捉えることもできます。

友人に思っていることを伝えれば、もしかしたら分かってくれ、これからはきちんとしてくれるかもしれません。その友人が分かってくれるか、それとも言って怒ってしまうか、どういう反応をするのかは、分かりません未来のことは分かりません。しかし、言わないと伝わらないことはあり、行動しなければ変わらないことがあるのも確かです

ときに、話し合うことで問題が解決できる場合もあります視野が狭くなってくると、「問題や状況に追い込まれているのは自分だけだ」と思い込むことがあります。そして、自分だけで思い悩んでしまいます。しかし、話し合ってみれば、その友人も同じように悩み、苦しんでいることもあるのです。

ですから、勇気を出して、自分が思っていること、問題だと思うこと、ストレスになっていることを相手に話すことも一つの方法です。話すことの利点と欠点はあると思いますが、ストレスや問題への対処法として持っておくことは大切だと思います

では、まだまだ寒さ厳しいですが、くれぐれもご無理などなさらないようご自愛ください

引用文献・参考文献
スーザン・R・グレッグソン ストレスのコントロール 大月書店
【 2016/02/03 】 未分類 | TB(0) | CM(0)