こんにちは。心理士の筒井です。
6月に入って、ずいぶん蒸し暑くなってきました。
昼夜の寒暖差もあって、体調管理がなかなか大変です…。
みなさんはいかがでしょうか

久しぶりにブログを担当することになりました。
どんなお話をしたらいいのかな…と思って『心理士ブログ』を読み返していたのですが、前回までのお話のなかで、『聴き上手になろう』、『決めつけない』、『自分の理解を伝えよう』…といったキーワードが目に留まりました。
誰かと話をするときに、そんな風に接してもらえたら、お互いに安心できて心地よさそうですね。
それと同じように、自分自身のこころや身体の声に耳を傾けて話し合えたとしたら、どんな感じがすると思いますか?
私たちは、他の誰よりも、自分が一番厳しく自分自身を批判し責めてしまうことがあります。他の人には優しく許せるようなことでも、自分自身のことになると許せないといった思いを経験された方も多いかと思います。
ですが、このような私たちの内側にある自己批判の声は、私たちのこころや身体に、効果てきめんにダメージを与えてしまうようです。
そのような自己批判の声にもそっと耳を傾けて、批評や判断をしないで話を聴いてあげると、矛先を収めて歩み寄ってくれるようになります

誰かがそっとそばにいて話を聴いてくれるだけで気持ちが安らぐように、自分自身の内面にある感覚や声に耳を傾けて、ちゃんと話を聴いてあげるだけで、こころの強張りが少しずつほぐれていきます

心理療法は、セラピストがクライエントの話に耳を傾けて聴くだけでなく、クライエント自身が自分の内面に耳を傾けて、どのような声も尊重し、自己理解を深めていく過程のなかで治癒へと進んでいくように思います。
日常生活の中でも、時には、大切な友達にするように、自分の内面の声に優しく寄りそって理解してあげる機会がもてるとよいかもしれませんね。
それでは、夏風邪などに気をつけてお過ごしください
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