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月別アーカイブ  【 2017年01月 】 

マインドフルネスの実践

こんにちは。
今日はとても暖かい日差しなのですが,やっぱり空気は冬の冷たさを感じます。
皆さんはお身体いかがでしょうか。

今回は,『マインドフルネス』を体験してもらう実践方法をご紹介したいと思います。
私たちは,日頃,「自分」として生きていくなかで,考え方や心の感じ方のクセといったものが,どうしても固まってきてしまいます。
そのような心の凝りをほぐして,私たちが本来持っているおおらかで素直なこころを少しずつ取り戻していきましょう。

1. イスに座り,テーブルについたら,目の前に小さいものを置いてください。
グラスでもマグカップ,部屋にある小物など,何でもOKです。

2. 数分間,じっくりそれを見つめてください。
触れたり,動かしたりせずに,見えるものは何でも受け入れます。外見の美しさや使いやすさを判断することなく,ただ,「どのようであるか」ということだけを考えます。

3. 次に,自分自身の感覚に意識を集中してください。
目を閉じて,あらゆる身体の感覚に意識を向けます。肌に服が触れている部分,椅子や床に触れている身体の部位を感じます。

4. 数分間,聞こえてくるものに耳を傾けてください。
呼吸をする音,部屋の中の物音,外から聞こえてくる音など,聞こえてくるものに耳を傾けます。

5. 今,あなたが経験したことを振り返ってください。
1~4の感覚を振り返ってみてください。

実践をしている間に,考えや感情が巻き起こってきたら,「ただそれに気づく」というのがポイントです。それらについて,あれこれ考えたり判断を下さないようにします。そういった考えや感情が過ぎ去っていったら,もとの対象への集中に戻ってください。
マインドフルネスは,無心になることとか,リラクゼーション法とはちょっと違っているかと思います。このような実践をとおし,「今この瞬間」に集中して,自分自身の先入観や固定観念から一時的に距離をとることで,こころのリフレッシュにつながっていきます。
よろしければ,ぜひ,毎日の生活のなかに取り入れてみてください。
では、年末年始などのお忙しい時期かと思いますが,どうぞお身体ご自愛ください。

引用文献:図解マインドフルネスーしなやかな心と脳を育てるー ケン・ヴェルニ著 中野信子監訳(2016) 医道の日本社
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【 2017/01/08 】 未分類 | TB(0) | CM(0)