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ストレスはなくすべきもの?

こんにちは。心理士の井上です。
今日はストレスのお話をさせていただきます。
よく“ストレスはためてはいけない。”“ストレス解消が大切”という言葉を耳にしますが、
そもそもストレスとは何でしょう。

ストレスという言葉ですが、元は工学の世界の言葉だったそうです。
物体に力を加えて変形させようとすると、元に戻ろうとする力が生じます。例えばゴム
を引っ張れば、戻ろうとする力が生じます。これを応力(ストレス)と呼ぶそうです。
つまり、外部から力が加えられたときに生じる内部からの力をストレスと呼ぶわけです

これを人に置き換えて使われるようになったのが、私たちが普段使っているストレスに
なります。生理学者のセリエによると、私たちが使っているストレスとは、“不快な刺激に
よって生じる心身の反応”ということになります。

ストレスは、対人関係や仕事の負荷など、不快な刺激があれば生じるもので副腎皮質ホ
ルモンや自律神経系のバランス異常によって生じると考えられています。
もう少し詳しく述べると、コルチゾールなどのストレスホルモンが分泌され、自律神経
のうち、交感神経が優位になります。
コルチゾールは血糖を上げたり、血圧をあげたりするはたらきがあります。自律神経に
ついては、緊張に関係する交感神経が、リラックスする副交感神経よりも優位になります
。このとき脈や呼吸が早くなります。

不快な刺激(ストレッサー)を受けると、体がその不快な刺激と闘うための準備をして
くれているのです。例えば仕事で失敗できない時などにストレスが生じたことで、いつも
より脳に血液や糖分が届き、頭がしっかりはたらいて失敗しないですむかもしれません。
ストレスが生じることで高い集中力を発揮することもあるのです。
もちろん過度にストレスが生じてしまうと、常にコルチゾールが高い値となってしまい、
常に血圧が高く、血糖値も高くなります。これは高血圧や糖尿病の発症リスクとなりま
す。

また、過度のコルチゾールは脳の神経細胞を傷つけると指摘されています。
このようにストレスは必要な時に適度に生じていれば良いものと言えますが、過度に生じ
ることで私たちの心身に害を及ぼすものになってしまうのです。

ストレスを無くすのではなく、上手にストレスとつきあっていきたいものですね。
寒暖の差が大きい日が少なくありません。どうぞお体にはご自愛ください。
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【 2017/05/02 】 未分類 | TB(0) | CM(0)
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