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<認知行動療法②>

こんにちは。心理士の井上です。

 前回は認知行動療法の目的をお話しさせていただきました。

 ある出来事が起きると自動的に湧き上がる思考(自動思考)によって、苦しくなったり、つらくなったりして、その後の行動にも影響が出てしまうことがあると思います。

認知行動療法は、この流れの中で“認知”や“行動”に働きかけ、バランスの良い思考や行動に変えていくことを目的としています。

では、どのように働きかけていくのでしょうか。

前回の例をもとにお話しさせていただきます。

【例】
友達にメールをしたが返信がこない【出来事】
        ↓
嫌われているかもしれない【認知(自動思考)】
        ↓
悲しい・情けない・寂しい【感情】
外出しなくなる【行動】

ここで、感情を自分の感覚で数値化します。

上記の例では、
悲しい(70) 情けない(60) 寂しい(50)

これは感覚で大丈夫ですし、それぞれ最高100で評価してみてください。

次に、自動思考を裏付ける事実【根拠】を考えます。

例えば、
メールしてから、もう3時間になるが連絡がこない。【根拠】

次に、自動思考とは反対の事実【反証】はないかを考えます。

例えば、
 仕事が忙しくて、返信する時間がないのかもしれない。
 もともと返信の早い人ではないのかもしれない。

このよう【反証】を立て、次にバランスの良い思考【適応的思考】を考えてみます。

例えば、
 返信が遅いのは気にはなるが、仕事や用事など何か事情があるのかもしれない。
 早く返信がほしいというのは、こちらの都合だから、相手のペースも配慮するべき。

そして、最後に【今の気分】をもう一度自分の感覚で数値化してみます。

悲しい(60) 情けない(50) 寂しい(30)

自動思考を見つけた後に、【根拠】⇒【反証】⇒【適応的思考】と考えてみると、多くの場合【今の気分】でつらかった気持ちは少し落ち着きます。

このように考え方を見直す方法を認知再構成法と言います。

最初は文字にしてみると、その流れがよくわかると思います。

よろしければ、試してみてください。


暑い日が続いておりますが、どうぞお体にはご自愛ください。
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【 2018/06/30 】 未分類 | TB(0) | CM(0)
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