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<認知行動療法③>


こんにちは。心理士の井上です。

 今日は情動コントロールについて、脳科学の観点からお話しさせていただきます。


 情動とは何でしょうか。

 情動とは悲しみ、嫌悪、怒り、喜び、恐れ、驚き、などのことです。

人間らしい生活を送るのに必要不可欠です。

喜びを感じなければ、幸せな実感を得ることはできません。

また、恐れや怒りがなければ、危険な状態を回避できないかもしれません。

このような人間の情動をつかさどっている脳の部位は“偏桃体”と呼ばれます。

“偏桃体”は、大脳辺縁系と呼ばれる比較的原始的な脳の中にある場所で、記憶をつかさどる海馬とともに、大脳辺縁系の主要な部位とされています。

 この偏桃体は、情動の中でも特に快、不快、恐怖などを発動します。豊かな感情を生み出す部位であると言えます。

 一方、額の部分にあたる脳である“前頭葉”は社会的な生活のなかで、さまざまな抑制をかけている部位です。

場をわきまえて、発言する内容を精査したり、待つべき時にはじっと待つなど、衝動的な行動にならないよう調整してくれています。

人とサルの脳を比べた場合、前頭葉の大きさは人間の方がはるかに大きいと言われています。

前頭葉が発達した人間だからこそ、自分の情動をコントロールして、他者の気持ちを考えることができるということになります。

つまり“偏桃体”が、感情を豊かにしてくれる動物的な情動に関係する脳であり、“前頭葉”は、人間的な社会性を可能にする脳であるといえます。

特にこの2領域がバランスよく働いてくれることで、人間らしい生活を送ることができるというわけです。


次回はそのバランスが崩れたら…をテーマにお話しさせていただきたいと思います。

毎日本当に暑い日が続いておりますが、お体にはご自愛ください。
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【 2018/07/28 】 未分類 | TB(0) | CM(0)
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